熱処理加工?ビンテージ加工?ベイクド?クックド?ローステッド?トリファイド??最新のギター木材事情?

近年、流行りの・・・ビンテージ風の音が出る??
板材に、特殊な熱処理を施すことで、「枯れた」音に近づける
特殊技術について、調べてみました!

こんにちは! 神田商会オンラインストアのSAKURA_UKEです!

ギターは、長年、弾き続けると
どんどん「鳴り」が良くなる・・・・と言われています。

これは、多くのプレイヤーが
実際に体感していることだと思います。
(特に、オール単板の楽器において、顕著だと個人的には感じます)

 

この音の「変化」・「熟成」の秘密を
いろんな方々が、研究してこられたのですが
近年、木材の細胞の構造が、少しずつ「経年変化」することで
楽器の音色の変化に連動しているのでは・・・という学説があります。

つまり、長い間、「弾く=振動させ続ける」ことで
木材の細胞構造に変化を与えて、より「振動しやすく」=「鳴りが良く」なる。

これが音色の熟成のプロセスだという考え方です。

では、この木材の細胞構造を変化させ
長い年月をかけずとも、「振動しやすくする状態」を
人工的に、作りだしてやろう・・・というのが
近年、流行りの

「トリファイド(Torrefied)」
→(Taylor Guitars、プリウォーギターズ、マーティン、ヤマハ)
「ローステッド(roasted)」
→(FENDER、アーニーボールミュージックマン)
「ベイクド(baked)」
→(コリングスギター、エアーズギター、アイバニーズ)
「サーモエイジド(Thermo Aged)」
→(Ibanez)
「サーマリー・エイジド(Thermally Aged)」
→(Gibson)

加工であると言えます。

Martin社は VTS(Vintage Tone System)と呼んでいたりしますね。
YAMAHA社では A.R.E. (Acoustic Resonance Enhancement)が、近い技術を使ったものになるようです。

 

もちろん、各社、独自の研究を進めていて
そのノウハウは企業秘密であり、加工方法やその効果において
様々な違い・個性があると思います。

(後述させていただきますが、例えば、木材の硬さにおいても
硬くも、柔らかくも変化する可能性があるとのことです)

・・・・が、このコラムでは、
「熱処理」を与えて、「音色の変化」を狙う・・・という意味で
共通項のある加工として、広く解釈させていただき、執筆、ご紹介させていただきますことを
ご了承のうえ、お読みいただけますと幸いです。

↑ZEMAITISの真空・熱処理を行ったシトカ・スプルース
「CAJ-200HS」(アウトレット・セール中!お買い得ですよ~)

熱処理を行っているので、少し
焼き色っぽい、赤みと、黄色みが強調された感があるのが特徴ですね。

↑最高級材「ベイクド・アディロンダックスプルース」
反発力と、枯れ具合が素晴らしいトップ材です。

 

では、なぜ特殊な「熱処理」を木材に行うと
ビンテージライクな、楽器として「良い音」と
感じられる音になるのでしょうか??

木材には、多くの細胞として樹脂、セルロース分が
含まれています。

そのセルロース(多糖類)が、樹脂同士を結合しているのですが
沢山、沢山、繰り返し弾かれて、振動を与えられることで
長い時間をかけて、レジン状の結晶として
固まっていきます。

長く弾かれた楽器の木材は
より振動しやすく、そして軽く、硬くなっていきます。

↑ ERNIEBALL MUSICMANのローステッドメイプルネック

これを人工的に行っているのが
各社、研究・トライしている「熱加工」の技術になります。

元々は、建築材の強度を上げるために
研究された方法を、楽器用に応用したのが始まりと言われています。

特殊な熱処理を板材に施すことで
板の中に含まれる、水分、樹脂分、不純物が
放出され、軽く、硬く
引き締まっていきます。

通常、数十年、必要な熟成期間を
短期間の「特殊な熱加工」で、同じような状態に
近づけてやろう・・・という最新の技術なのですね。

ただし、熱を与えすぎると
逆に、細胞を破壊してしまい、材自体が
柔らかくなってしまう場合もあるそうです・・・。

その絶妙な「焼きぐあい」を
各社、研究しながら、少しでも良い音色を
追い求めているのが、とても興味深いです。

↑ 日本の誇る銘木「屋久杉」の柾目材
なんとも脂分の多い木でしたが、これを熱加工したらどうなるんだろう??(笑)

最近、よく聞く
木材の熱加工について・・・・参考にしていただけましたら
幸いです。

私も、各メーカーさまの資料を参考にさせていただきながら
書かせていただきましたので
浅学でございまして、もし不備等ございましたら
ご指摘、ご指導いただけましたら
有難く存じます。

そうそう!!!
当店でも、ベイクド加工したZEMAITISアコースティックギターを
取り扱いしております!!

確かにレンジの広い、
弾いていて、気持ちの良いギターに仕上がっています。


「ZEMAITIS CAD200HS」(ドレッドノート)

「ZEMAITIS CAG200HS」(グランドサイズ)

「ZEMAITIS CAJ200HS」(ジャンボサイズ)

メーカー廃番特別価格で、オール単板機種が半額セール中です!

 

「ZEMAITIS CAD-100HW」(ドレッドノート)

「ZEMAITIS CAG-100HW」(グランドサイズ)

「ZEMAITIS CAJ-100HW」(ジャンボサイズ)

ハート型サウンドホールが個性的ですが
装飾に、ほぼ全てウッドと貝だけを使ったウッディーな
温かさも、このギターの魅力です。(そして、熱加工されてますし!)

 

「ZEMAITIS CAD-100FW」(ドレッドノート)

「ZEMAITIS CAG-100FW」(グランドサイズ)

「ZEMAITIS CAJ-100FW」(ジャンボサイズ)

このフラワーモデルも、ウッドと貝を装飾に使用した
とても、手作りのぬくもりの伝わるギターです。
長く弾いてもらえるギターだと思いますので
ぜひ、チェックしてみてください。

 

そして、音色で言うと
わりと、個性というか、個体差のある印象です・・・。

ぜひ、良い音のギターを(私の好きな音のギターになりますけども~)お選びして
お届けさせていただきますので、お気軽にご連絡、ご相談ください。

ちょっと、読みにくい内容の記事になってしまいましたが
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

four + 3 =